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リサ・ラーソン展 〜スウェーデンのすてきな芸術一家〜

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 山に登るつもりでいた休日、寒い風に萎えて、またしても今季登り初めとはいかないのでした。代わりに芸術の森で始まったリサ・ラーソン展へ。約190点の展示品に、公式ショップ付き。

23歳で陶磁器メーカー・グスタフスベリ社に迎えられたリサ・ラーソンは、26年間在籍した後、フリーデザイナーになる。80歳を過ぎた今でも創作を続けるリサの、初期から近年に至る代表作と、アーティスト一家の全貌を紹介する。
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会場に入ってすぐ、人間陶器シリーズのユーモアにくすくす笑いが止まらない。どれもこれも、ちょっと滑稽なポーズや皮肉なタイトルがついていて可笑しい。『ボート・マン』『出世第一主義者』『屈伸のポーズ』など。
有名で人気のある動物シリーズももちろん可愛いけれど、人物を模った作品がより好きだった。

ラーソン一家は3人の子どもたちもみんな芸術家。夫グンナルが作るざっくりした陶器や、リサが手編みしたセーターなど、家族と人と成りにも焦点が当てられていて人生のぬくもりを感じる。
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 『社会討論<大>』 (1969~1971)

失敗作が庭の石垣のあちらこちらに置いてある、何気ない自宅の風景がいいなとおもう。
by haru-haru-73 | 2018-04-14 19:51 | 鑑賞 | Comments(0)